婚約指輪(エンゲージメントリング)のダイヤモンド、人気のカラット数と値段まとめ

婚約指輪(エンゲージメントリング)の主役といえばダイヤモンドですよね。女性の中には大きいダイヤモンドが憧れ!・・・という方もいます。

 

お金を出す男性側としては、大きいダイヤモンドって一体いくらぐらいになるのか…とドキッとしてしまう方も多いはず。

 

今回は婚約指輪(エンゲージメントリング)って大体どのくらいの価格なの?というほとんどの男性が持つ疑問に、価格を大きく左右する要素であるダイヤモンドにスポットライトを当ててご紹介していきます!

 

 

カラットについて

 

ダイヤモンドの希少性を表す4Cの一つ”カラット”。カラットはダイヤモンドの大きさのことではなく、重量を表す単位で1Ct=約0.2gです。数字が大きくなればなるほど重量は重くなり高価になります。

 

なお、バランスの良いラウンドブリリアントカットのされたダイヤモンドは、重量と見た目は比例して大きくなっていくため、カラットの大きさ≒見た目の大きさのことと思っても間違いではないですよ。

 

ダイヤモンドの4C表図

カラット

カラー

クラリティ

カット

婚約指輪(エンゲージメントリング)に選ばれているダイヤモンドのカラット数は?(全国平均)

1位・・・0.2ct~0.3ct(37.1%)

2位・・・0.3ct~0.4ct(26.2%)

3位・・・0.2ct未満(8.9%)

4位・・・0.4ct~0.5ct(8.7%)

5位・・・0.5ct~0.6ct(6.0%)

6位・・・0.6ct~0.7ct・0.7ct~0.8ct・1.0ct以上(2.2%)

 

(ゼクシィ結婚トレンド調査2016調べ)

 

平均で見てみると、0.2ct~0.3ctのダイヤモンドを選ばれている方が一番多い結果に。

 

ただし、どの大きさが良いかというのは一概に「これ!!」というものはありません。

 

というのも、指のサイズや長さ、手全体の大きさなど、一人ひとりの手は全て違う形をしていますよね?その女性のお手元とのバランスが良いものこそが、その方にとっての一番良いカラットなんです。

 

また婚約指輪(エンゲージメントリング)(エンゲージメントリング)のアームの幅や脇石の大きさ等のデザインによっても最適なカラットは変わってきます。

 

例えばアームの幅が細いものは小ぶりなカラット数でもバランスが良く、ダイヤモンドも映えます。一方、アームの幅が太いモノには大ぶりなカラット数の方がバランスが良いです。

 

他にも、脇石のダイヤモンドが小ぶりなのか、大振りなのかによっても変わってきます。小ぶりな脇石であれば、センターのダイヤモンドはそこまで大きくなくてもバランスが良いですが、大振りな脇石であれば当然センターのダイヤモンドも大きい方が映えます。

 

なお、デザインによっては○○ct~○○ctと幅があるものもありますが、ほとんどはバランスを考えられて指定されています。またダイヤモンドのカラット数によってアームのボリューム等もちゃんと調整されており、バランスが崩れてしまうことはないので、安心ですね!

 

 

そもそもダイヤモンドの相場って何で決まるの?

 

ダイヤモンドってそもそも何で価格が決まるのか考えたことはありますか?もちろん4C(カラット、カラー、カット、クラリティ)もダイヤモンドの価格を決めるのに大事な要素ですが、その他にも様々な要因によって価格が決まるんですよ!

 

(1)原石の質

原石の段階で透明度が高く、形が整っているほど質が良い原石です。もちろん質が良い程高価になります。

 

(2)ダイヤモンドをどこでカットし研磨するか

ダイヤモンドのカットには高い技術力が問われます。カット技術が認められているブランドや、職人が在中している所はより良いカットが施せ、より高い価格で取引されます。

 

(3)ダイヤモンドの需要と供給

多くの人が求めるダイヤモンドは採れる量が少なくなれば当然高くなります。一方市場にでてもあまり選ばれにくいダイヤモンドは、売れなければどんどんたまっていき、価格もどんどん落ちてきます。

 

などなど…。

 

ダイヤモンドはカラットだけではなく、他のいろんな要素に影響を受け、最終的な価格が決まっていくのです。

 

またダイヤモンドは人の手によって一定の割合で作り続けることができる生産工業物とは異なり、その時々によって採掘される量が変化する天然のものです。そのため一定の価格で取引されているものではなく、常に価格が変動していきます。

 

なおカット・研磨が済んだダイヤモンドは、世界中のダイヤモンド取引における価格基準である『ラバポートリスト』という指標に基づき価格が決まります。(例外として、国によって人気のあるカラットが高値で売られることも。)

 

ダイヤモンドは大きさだけじゃない!

 

ダイヤモンドはカラット以外にカラーやクラリティも美しさを決める重要な要素です。

参考記事

ダイヤモンドの4C

 

ダイヤモンドは大きければ大きいほど良い!とオススメするところもありますが、こだわりたいポイントはひとそれぞれ。

 

同じ予算でもカラーやクラリティの品質を下げカラット重視の大きいダイヤモンドを選ぶ方がいれば、小ぶりなダイヤモンドでもカラーやクラリティのグレードを高いものにする方もいます。

 

その女性が何を大切にしたいのかに耳を傾けることが一番大事なのです。

 

 

カラット別にオススメしたい婚約指輪(エンゲージメントリング)のデザイン

 

(1)0.2ct未満

相場としては、製品価格で10万~20万ほど。(※ブランドやデザインによって異なります。)

小振りで可愛らしい印象に。

 

 

アームがほっそりしたデザインは、普段使いもしやすいのが嬉しいポイントですね。

 

 

(2)0.2~0.29ct

全国的に一番多く選ばれているカラット。選ばれるカラット数が多いことから各ブランドでも0.2ct~対応のデザインも多く用意されています。製品価格でおおよそ20万~40万程の相場

(※ブランドやデザインによって異なります。)

ダイヤモンドの存在感がしっかり出ます。

アームの動きが大きいデザインは、ダイヤモンドがある程度大きさがあるとより綺麗にみれますよ!

 

 

(3)0.3ct~0.4Ct

 

製品価格で30万円~60万円の相場(※ブランド、デザインによって異なります。)

脇石が大振りなデザイン、アームにボリュームのあるデザインにおすすめです。

 

 

 

アームにダイヤモンドがたくさんあしらわれているデザイン。センターストーンの輝きをより引き立てます。

 

 

(4)0.5ct以上

 

おおよその相場は、製品価格で80万円以上。(※ブランドやデザインによって異なります)

とにかく大きいダイヤモンドがいい!という方はこちら。

 

 

 

 

0.52ct

脇石が大振りで全体的にゴージャスな印象に。

 

 

0.5ct

デザインによって印象がガラッと変わります。

 

 

(5)夢の1Ct

 

 

誰もが一度は憧れる1Ctは大迫力です!おおよその相場は200万円~。(※ブランドやデザインによって異なります)

 

ダイヤモンドのカラット数はこのように様々。また実物を見てみると、写真で見た印象とは違うものです。特に大型のジュエリーショップなら、いろいろなデザイン、カラット数のダイヤモンドの種類を用意しています。実際に試着しながら、自分の好みのデザインとそれに合うダイヤモンドを探してみましょう。

 

まとめ

全国的に一番選ばれているダイヤモンドのカラット数は0.2ct~0.3ct。しかし、カラットを選ぶ上でもっとも大切なのは、指やデザインとのバランス感です!

 

ダイヤモンドは大きさだけでなく、様々な要素が絡み合って決定するため、カラットの大きいものほど価値が高いというわけではありません。こだわりたいポイントは人それぞれなので、カラットだけにこだわる必要はないんですよ!

 

大型ジュエリーショップでは様々なカラット数のダイヤモンドを用意しているので、ぜひ実際に店舗に足を運んで試着しながら好みのダイヤモンドを見つけてくださいね!