結婚が決まったら、いよいよ婚約指輪(エンゲージメントリング)の購入です。
お二人の記念になる婚約指輪(エンゲージメントリング)ですが、特に贈られる女性にとっては一生の宝物。
やっぱり気に入ったデザインの婚約指輪(エンゲージメントリング)が欲しいですよね。
ですが、いざブライダルリング専門店に入ってみると、さまざまな婚約指輪(エンゲージメントリング)がたくさん!
どれがいいのか迷って、悩んでしまう女性は多いのではないでしょうか。
そんな皆様のために、婚約指輪(エンゲージメントリング)のデザインパターンをまとめてみました。
お店に行く前に、どんな婚約指輪(エンゲージメントリング)が欲しいのか、大まかなイメージだけでも決めておくと、スムーズに婚約指輪(エンゲージメントリング)を選べますよ!
婚約指輪のデザインは、宝石のセッティングとフォルムでできている
婚約指輪(エンゲージメントリング)のデザインは、大きく分けて2つの視点があります。
- ダイヤモンドなど、宝石のセッティング
- 婚約指輪(エンゲージメントリング)そのもの(=リング枠)の形(フォルム)
おおまかに言えば、この2つの型を組み合わせれば、婚約指輪(エンゲージメントリング)の基本デザインができるんです。
ですからお店に行ったときにスタッフへ「宝石のセッティングはこんな形で、リング枠のフォルムはこんな形」と説明すれば、あなたのイメージに近い婚約指輪(エンゲージメントリング)をピックアップしてくれますよ。
それでは、まずはダイヤモンドのセッティングに注目してみましょう。
ダイヤモンドのセッティングは、数と配置に注目する
婚約指輪(エンゲージメントリング)のダイヤモンドのセッティングは、宝石の数と配置によって大きく3種類に分かれます。
- ソリテール
- 脇石タイプ
- エタニティリング
それでは、1つずつご案内しますね。
ソリテール
ソリテールとは、センターにダイヤモンドを1つだけセッティングしたデザインをいいます。
シンプルな婚約指輪(エンゲージメントリング)ですが、セッティングされたダイヤモンドの輝きがとても生きるので、今も昔も人気があるデザインです。
婚約指輪(エンゲージメントリング)と言われたら、多くの人はまずソリテールが思い浮かぶ。それほど定番のデザインなんですよ。
王道の婚約指輪(エンゲージメントリング)を選ぶなら、やはりソリテールがおすすめです。
脇石タイプ
脇石タイプは、センターストーン(中心となる大粒のダイヤモンド)の脇に、センターストーンより小さなダイヤモンド(メレダイヤ)をセッティングしたデザインです。
「サイド・ストーン」「サイド・メレ」とも呼ばれます。
メレダイヤの配置によって「片メレタイプ」「両メレタイプ」「パヴェタイプ」と、幅広いデザインが生まれるのが脇石タイプの特徴といえます。
- 片メレタイプ
婚約指輪(エンゲージメントリング)のセンターストーンの左右どちらかにメレダイヤをセッティングする、左右非対称なデザインです。
脇石タイプの婚約指輪(エンゲージメントリング)のなかではもっともシンプルですが、メレダイヤがアクセントになってセンターストーンの印象を強めてくれます。
婚約指輪(エンゲージメントリング)はシンメトリーなデザインが多いので、個性や特別感を演出するなら、片メレタイプの婚約指輪(エンゲージメントリング)がおすすめですよ!
- 両メレタイプ
婚約指輪(エンゲージメントリング)のセンターストーンの両脇にメレダイヤをセッティングしたデザインです。
両脇を固めるメレダイヤの輝きがセンターストーンを引き立てるので、遠目からは合わせて1つの大きなダイヤモンドに見えます。
センターストーンのインパクトを強めたいなら、両メレタイプの婚約指輪(エンゲージメントリング)が効果的です。
発展型として、センターストーンの周囲を取り巻くようにメレダイヤをセッティングする「取り巻きタイプ」の婚約指輪(エンゲージメントリング)もあります。
- パヴェタイプ
パヴェとはフランス語で「石畳」のこと。
つまり、婚約指輪(エンゲージメントリング)のリング枠部分に、メレダイヤを石畳のように敷き詰めたデザインをパヴェタイプといいます。
どの角度から見てもメレダイヤのどれかがキラキラと輝きを放ち、とても華やかな婚約指輪(エンゲージメントリング)です。
センターストーンを引き立てるというよりも、婚約指輪(エンゲージメントリング)全体を印象づける脇石のセッティングですね。
ちなみに脇石にカラーダイヤモンドやカラーストーンを使うのも、鮮やかでステキな婚約指輪(エンゲージメントリング)になりますよ。
ピンクダイヤモンド 両メレタイプ
ブルーサファイヤ 両メレ(アシンメトリー)タイプ
婚約指輪(エンゲージメントリング)の脇石に使うカラーストーンとしては、ピンクダイヤ・ピンクサファイア・ブルーダイヤ・ブルーサファイアが代表的です。
ブランドによっては、他のカラーストーンも選べますから、好みの宝石があったら婚約指輪(エンゲージメントリング)のお店のスタッフに相談してみましょう。
エタニティタイプ
エタニティとは「永遠」を意味する言葉です。
エタニティタイプの婚約指輪(エンゲージメントリング)は、リング部分の外側すべてにダイヤモンドをセッティングします。
リング全周に途切れることなくダイヤモンドが並ぶので「永遠」という名前がついている婚約指輪(エンゲージメントリング)なのです。
センターストーンがありませんので一見シンプルに思えますが、婚約指輪(エンゲージメントリング)全体をダイヤモンドの煌きで埋め尽くす形になりますから、とても華やかですよ。
また、エタニティタイプの婚約指輪(エンゲージメントリング)は凹凸がほとんどないので、婚約指輪(エンゲージメントリング)の石座部分の引っかかりが気になる方や、婚約指輪(エンゲージメントリング)を普段使いしたい人には、使いやすいのでおすすめです。
エタニティタイプの婚約指輪(エンゲージメントリング)は全周にダイヤモンドをセッティングしたものもありますが、それではサイズ直しはできなくなります。
そのため、サイズ直しやメンテナンスを考慮して、半周だけ宝石を埋め込んだデザインもあります。
全周のものを「フルエタニティ」。
半周のものを「ハーフエタニティ」といいます。
ダイヤモンドのセッティングによる婚約指輪(エンゲージメントリング)のデザインパターンをご紹介してきました。
このデザインパターンは、婚約指輪(エンゲージメントリング)に使うダイヤモンドの色・大きさ・数によって、同じタイプでもまったく印象が違ってきます。
宝飾店に赴いたときは、同じタイプの婚約指輪(エンゲージメントリング)でも、しっかり着け比べて、気に入った婚約指輪(エンゲージメントリング)を選んでくださいね。
婚約指輪(エンゲージメントリング)のフォルムは見た目の印象に影響する!
今度は婚約指輪(エンゲージメントリング)のリング枠の全体的な形(フォルム)についてご紹介します。
リングのフォルムには、指の長さや太さを調整する視覚効果があります。
ですから、ご自身の指の特徴や「こう見せたい!」と思うイメージに合わせて選択すると、とても満足できる婚約指輪(エンゲージメントリング)ができますよ。
婚約指輪(エンゲージメントリング)のフォルムも、大きく分けて3種類あります。
- ストレート
- S字ウェーブ
- V字カーブ
それでは、1つずつ見ていきましょう!
ストレート
ストレートはその名の通り、センターストーンに対して一直線に交わるリングフォルムの婚約指輪(エンゲージメントリング)です。
その特徴から「一本腕」と呼ばれたりします。
婚約指輪(エンゲージメントリング)のフォルムとしてはもっともスタンダードで、特にソリテールのようなセンターストーンを強調するデザインの婚約指輪(エンゲージメントリング)にぴったり合いますよ。
婚約指輪(エンゲージメントリング)のセンターストーンが強調されることで、指の太さを二分化して、細身に見せる視覚効果があります。
センターストーンに近づくに連れて細くなる「しぼり腕」など、ストレートにもいくつか別パターンがあるので、お店のスタッフに尋ねてみましょう。
ストレート 両メレタイプ
ストレート パヴェタイプ
S字ウェーブ
Sの字を横にしたような波型のフォルムの婚約指輪(エンゲージメントリング)をS字ウェーブといいます。
緩やかなウェーブ状のカーブの婚約指輪(エンゲージメントリング)は、もともと真っ直ぐではない指の付け根に馴染むので、着け心地もよく、婚約指輪(エンゲージメントリング)が手指と自然にマッチして見えるのが特徴です。
ウェーブの角度が大きいとインパクトがある個性的なデザインの婚約指輪(エンゲージメントリング)になりますし、角度が緩やかだと婚約指輪(エンゲージメントリング)が指にナチュラルに馴染みます。
ウェーブの角度が大きい婚約指輪(エンゲージメントリング)
ウェーブの角度が緩やかな婚約指輪(エンゲージメントリング)
また、左下がりのウェーブは指が長く見える視覚効果があり、一般的にこちらの婚約指輪(エンゲージメントリング)がよく作られています。
稀に左上がりだと見る側からの角度がマッチしてストレートのような印象になります。
ご自身の指の特徴に合わせて婚約指輪(エンゲージメントリング)のウェーブの角度やデザインを変えるのが、S字ウェーブを選ぶコツです。
S字ウェーブ 両メレタイプ
S字ウェーブ パヴェタイプ
V字カーブ
V字カーブ 両メレタイプの婚約指輪(エンゲージメントリング)
V字カーブの婚約指輪(エンゲージメントリング)は、ストレートのセンターストーン部分を手前に引っ張ってV字型にしたフォルムのことをいいます。
一番の特徴は指が長く見える視覚効果です。
V字の角度が深いほど、婚約指輪(エンゲージメントリング)を身につけたときに指に縦のラインが加わり、よりスッキリとしたイメージになります。
V字の角度が緩めだと指のラインに馴染み、ナチュラルに指を長く見せます。
V字の角度が深めな婚約指輪(エンゲージメントリング) パヴェタイプ
V字の角度が緩めな婚約指輪(エンゲージメントリング)
V字カーブの婚約指輪(エンゲージメントリング)はS字ウェーブと同じく、ご自身の指の特徴に合わせた角度を選ぶこと!
ぴったりのV字カーブを探すためには、婚約指輪(エンゲージメントリング)の試着は欠かせません!
このように婚約指輪(エンゲージメントリング)のフォルムは大きく3つに分かれますが、どれも指の特徴に合わせて選ぶことが大切です!
特にS字ウェーブとV字カーブの婚約指輪(エンゲージメントリング)は角度の違いで印象が変わるので、自分好みのフォルムを探すためにも、宝飾店で婚約指輪(エンゲージメントリング)を試着して確認することをおすすめします。
たとえば大型セレクトショップだとブランドも多く、婚約指輪(エンゲージメントリング)の試着見本の種類もそろっていますから、婚約指輪(エンゲージメントリング)の比較にはぴったりです!
ダイヤモンドの大きさは婚約指輪(エンゲージメントリング)のフォルムに合わせて選んでみよう
ダイヤモンドのセッティングパターンとリングのフォルムを選べば、婚約指輪(エンゲージメントリング)の基本デザインの方向性が決まります。その際、ダイヤモンドの大きさも重要な要素です。
センターストーンになるダイヤモンドの大きさは、セミオーダーやフルオーダーの婚約指輪(エンゲージメントリング)なら選べます。
基本的には、婚約指輪(エンゲージメントリング)のデザインを決めた後に、ダイヤモンドの大きさ・色・透明度・カットという4つの基準で選びます。
いわゆる「ダイヤモンドの4C」です。
ダイヤモンドの選択はたいていは自由にできますが、一部のブランドやデザインの婚約指輪(エンゲージメントリング)では選べない場合もあります。
また、センターストーン以外のメレダイヤは、選べないブランドが大多数です。
ダイヤモンドの選択は婚約指輪(エンゲージメントリング)のブランドやデザインによって千差万別なので、宝飾店のスタッフに相談してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
このように婚約指輪(エンゲージメントリング)のデザインは、大きく2つの視点で選びます。
1つはダイヤモンドのセッティング。
もう1つは、リングのフォルムです。
婚約指輪(エンゲージメントリング)を見に宝飾店に行く前にこの2点についてだけなんとなく好みを決めておくと、スタッフへの相談がスムーズに進みます。
また、婚約指輪(エンゲージメントリング)のデザインは、あなたの指の特徴に合わせて決めることが満足できるコツですよ!
そのため実際に婚約指輪(エンゲージメントリング)を試着して比較することをおすすめします。
お店のスタッフに相談すれば、要望にあわせてブランドやデザインをピックアップしてくれますから、遠慮なく婚約指輪(エンゲージメントリング)について尋ねちゃいましょう!
あなたが心から納得できる婚約指輪(エンゲージメントリング)を見つけてくださいね!