婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)を身に着け始めると、気になるのは指輪の傷です。
お二人にとって大切な結婚の証ですから、できるだけきれいなまま婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)を使いたいですよね。
でも実は婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)に限らず、ジュエリーは意外に傷がつきやすいものなんです。
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特に結婚指輪(マリッジリング)やプラチナリングは普段からよく身に着けるリングなので、日常生活のなかで知らぬ間に傷つくことも。
プラチナリングが、なぜ傷つくの?
どんなことに気をつければ、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)に傷が少なくて済むの?
婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)のお手入れはどうすればいいの?
今回はそんな疑問にお答えする、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)を長くきれいに使うために、知っておくと便利な知識をまとめました!
良かったら参考にしてくださいね!
本当は柔らかい!プラチナの特徴
婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)として、一番人気はやはりプラチナリングです。
- 光の反射率が高く、清楚な白い輝きが美しい。
- 他の金属に比べて、変色変質しにくい。
- プラチナ鉱石1トンあたりから約3グラム程度しか採れない。
このような希少性と永続性から、永遠の愛の誓いである婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)にふさわしいと、日本ではプラチナリングは特に人気があります。
ですが、実はプラチナって、とっても柔らかい金属なんです。
ゴールドは1グラムあれば3,000メートルの金糸にできるといいます。
プラチナもそこまで極端ではありませんがかなり柔らかく、細工物や工芸品を飾る繊細な装飾の素材に向いているんですよ。
その分、純度100%のプラチナは、何かにぶつけるだけで簡単に変形してしまいます。
細い爪で宝石を留めたり、擦れたり触れたりする可能性があるジュエリーには、純度100%のプラチナは不向きになっています。
ですから、プラチナリングは一定の硬さと耐久性をつけるために、ルテニウムやパラジウム、ロジウムといった白色系の貴金属を混ぜて合金化します。
婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)のプラチナリングを選ぶときに、素材として紹介されるプラチナ900やプラチナ950は、プラチナと他の貴金属を混ぜた合金のことなんですよ!
それでも普通の鉄や鋼に比べたら柔らかいので、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)に、硬いものを押し付けたり強く力がかかることは避けるのがポイントです。
地球一硬い鉱物、ダイヤモンドの硬さの秘密
婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)にセッティングされる宝石といえば、ダイヤモンドです。
ダイヤモンドは自然界でもっとも硬い鉱物として有名ですよね。
その硬さゆえに永遠を象徴する宝石とされて、愛の証である婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)を飾っています。
このダイヤモンドの硬度は「ひっかき傷のつきにくさ」を表していることをご存知でしたか?
宝石の硬さを示す基準は1つではないんです。
宝石の硬度を表現するときに一般的に使われる基準は「モース硬度」といいます。
これは「石と石を擦り合わせて、ひっかき傷がつくかどうか」で硬さを判定しているんです。
「モース硬度10」のダイヤモンドは、他のどんな宝石と擦り合わせても傷つきません。
しかし「衝撃に対する割れにくさ」を表す「靭性(じんせい)」だと7.5という数値になり、水晶やアクアマリンと同じくらいになります。
水晶の結晶を落とすと割れますよね。
同じ程度の靭性(じんせい)のダイヤモンドも、強い衝撃を受けると欠けちゃう可能性があるんです。
ただし、ダイヤモンドの7.5という靭性は宝石としては高めの数値で、けっして割れやすいというほどでもありません。
仮にダイヤモンドが割れたり欠けたりとすると、硬いがために研磨やカットでは元通りにはできません。
同じ大きさの別のダイヤモンドに買い換えることになりますから、大切に扱ってくださいね。
こんなシーンに注意!婚約指輪や結婚指輪の扱い方
このように、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)に使われているプラチナリングやダイヤモンドは、場合によっては傷つくこともあります。
特にこれからご紹介するシーンは、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)に傷がつきやすい定番パターンです。
こういうときは、ちょっとだけ婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)を意識してみてくださいね。
硬いものに触れるとき
普段使いする結婚指輪(マリッジリング)は、身の回りの硬いものに触れる機会が多い指輪です。
日常のなかには危険なシーンがたくさんありますから、気をつけてくださいね。
- 食器を洗うとき。
- ドアを開けるとき。
- 机、イス、棚など、金属製の家具を動かすとき。
- バッグやカバンから物を取り出すとき。
婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)を利き手の逆の手につけるのは、こういう接触から指輪を守るためなんですね。
仕事中は要注意!
仕事に集中しているときは、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)にまで気が回らない人も多いでしょう。
そんなときこそ、要注意!
特に金属製の道具を使う仕事や、工事現場・工場など手作業や重労働が多い職場では、結婚指輪(マリッジリング)に相当の圧力がかかったりぶつけたりと、注意したいシーンがたくさんあります。
アウトドアやスポーツに行くとき
激しい動きが伴うスポーツや、さまざまな手作業が考えられるアウトドアは、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)にとっては負担が大きいシーンです。
- テニス、バドミントン、野球、ゴルフなど、道具を力いっぱい振り回すスポーツ
- 公園の遊具、スポーツジム、ボルダリングなど、硬い道具や設備を使うとき
- 山登り、少しハードな野山の散策、日曜大工など、硬い岩や木々に触れるレクリエーション
こういったときは、一度婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)を外すのが安全ですね。
重い荷物を持つとき
重い荷物を運ぶときは、手や指に大きな負担がかかります。
それは婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)にも直接かかってくるので、傷がつくというよりも圧力で変形してしまうことがあります。
傷つきそうなときは、婚約指輪や結婚指輪を外しておこう
ご紹介してきたシーンでは、どうしても婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)に負担がかかります。
こういうときは、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)を外して保管しておくことが一番!
肌身離さず着けていたい気持ちも分かりますが、お二人の大切な婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)だからこそ、しっかりと守りましょう。
特に激しいスポーツや重いものと持つときといった、手に強い圧力がかかるようなシーンでは、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)が変形して指を傷つけてしまうこともありえます。
きちんと保管して、指輪も指も守ってくださいね!
婚約指輪や結婚指輪のお手入れ方法
婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)を身に着けていれば、どうしても少々の傷はつきます。
しかし、ちゃんとお手入れをすれば大丈夫! リングの輝きを取り戻せますよ。
婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)の傷の程度にあわせて、ご自身でできるお手入れ方法と、宝飾店にメンテナンスを頼む方法をご紹介しますね。
小さな傷はジュエリークロスでお手入れしよう
婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)を普通に使っていて、知らない間についてしまうような小さな傷は、ジュエリークロスで拭けばおおよそきれいになります。
ジュエリークロスとは、指輪の簡易メンテナンスができる柔らかい布のこと。
傷を磨いて薄くすることができる研磨剤入りと、汚れを拭き取るのが目的で研磨剤を含んでいないものの2種類があります。
傷を磨きとりたいときは、研磨剤入りのジュエリークロスを使いましょう。
新品同然とまではいきませんが、はっきり分かるほど婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)の輝きが戻ります。
大切なのは正しいジュエリークロスを選ぶこと。
ジュエリークロスは磨く貴金属ごとに研磨剤が違うので、プラチナリングを磨くときにはプラチナリング用のジュエリークロスを用意しましょう。
また、研磨剤を含んだジュエリークロスは、汚れても洗わないようにしてくださいね。
洗うと研磨剤が流れ落ちてしまうので、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)を磨く効果がない普通の布になってしまいます。
脂汚れや埃も一緒に落とす、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)のクリーニング方法は以下の通りです。
1, 水かぬるま湯で薄めた中性洗剤に婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)を浸ける。
2, 柔らかい歯ブラシか絵筆で、指輪の汚れを優しく落とす。
3, 水で洗剤と汚れをきれいに流す。
4, 婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)の水気を拭き取り乾燥させた後、研磨剤入りジュエリークロスで丁寧に磨く。
5, もう一度きれいな水でゆすぎ、水気を切って乾燥させる。
このようにすると、びっくりするほど婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)がきれいになりますよ。
ただし、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)にダイヤモンド以外の宝石を使っているときは、水に弱い宝石の場合もあるので、水や中性洗剤を使う工程の代わりに研磨剤なしのジュエリークロスで乾拭きしてくださいね。
水や洗剤が苦手な宝石もあるので、そのときは宝飾店にお願いしましょう。
自己メンテナンスで消せない傷はお店に相談
婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)は、定期的に宝飾店でメンテナンスを受けると、いつも快適に使えますのでおすすめです。
宝飾店のメンテナンスは基本的には洗浄がメインサービスです。
超音波洗浄機で、普通なら手が届かない婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)の細かい隙間の汚れもきれいにしてくれます。
宝飾店によって設備やサービスが違い、研磨剤を使って本格的に婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)を磨いてくれるお店もあります。
事前にメンテナンスの内容を確認してみてくださいね。
婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)についた傷の程度によっては、宝飾店からメーカーや修理工房へ送り、磨き直ししてもらいます。
本格的なリペア(修理)なので、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)が戻ってきたときは新品同然です!
婚約指輪や結婚指輪の傷は2人の歴史。そのまま残す人もいる
ご紹介したように、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)についた傷は、お手入れや宝飾店のメンテナンスできれいにできます。
でも、ほとんどのご夫婦は、よほど目立つ傷でなければあまり気にしていないようです。
それは、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)につく傷が、お二人で歩んできた歴史の証明でもあるからでしょう。
「ちょっと婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)に味が出てきた」とポジティブに考えているようですよ。
まとめ
いかがでしたか?
婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)に使われているプラチナやダイヤモンドは、条件次第では傷つくこともあります。
ですが、ジュエリークロスを使ったお手入れや、宝飾店でのメンテナンスで婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)をきれいにできます。
ブランドやメーカーに依頼すれば、婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)の本格的な磨き直しも可能なので、それほど心配することはありません。
プラチナリングやダイヤモンドの性質を考えれば、どんなに気をつけていても細かい傷や汚れはつくものです。
むしろその傷も含めて、お二人にとって愛の証になる婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)と考えるのもすてきですよね!
婚約指輪(エンゲージメントリング)や結婚指輪(マリッジリング)のメンテナンスについては、思い入れを込めて身に着けていけるように、お二人で相談してみてくださいね。
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