店舗に行けば、所狭しと並ぶ婚約指輪(エンゲージメントリング)たち。
デザインやダイヤモンドによっても価格が変わるとされていますが、具体的に何で金額が変わるか知っている方は少ないのではないでしょうか?
価格の決まりかたがわかれば、自分たちらしい婚約指輪(エンゲージメントリング)を選べるはず!
ここでは婚約指輪(エンゲージメントリング)の価格の決まり方を解説し、価格別にどんな婚約指輪があるのかをご紹介します。
予算内で一番いい婚約指輪(エンゲージメントリング)を贈りたい!
そんなふうに思っている男性も必見ですよ!
婚約指輪(エンゲージメントリング)の価格が決まる仕組みとは?
婚約指輪(エンゲージメントリング)のデザインや価格はじつにさまざま。
リーズナブルなものは10万前後、高価なものでは100万以上と価格に大きく差が出ています。
ちなみに価格相場は35.9万とされており、実際は20万~40万円の間で選ぶ人が多いのだそう。
そんな婚約指輪(エンゲージメントリング)の値段がどこで決まるかといえば、主に「センターストーン抜きのリング枠」と「ダイヤモンド」の二つの金額を足した合計で決まります。
リングの素材や大きさ、ダイヤモンドの大きさや研磨の度合いなどで変わってくるのですね。
では具体的にどんなふうに価格が変わっていくのか、デザインごとにご紹介していきましょう。
デザインで変わる婚約指輪(エンゲージメントリング)の価格
まずはリングの部分からご紹介しましょう。
婚約指輪(エンゲージメントリング)のデザインといえば、たて爪のものを想像する方も多いのですが、今はさまざまなニーズにこたえられるように、デザインの種類も豊富に。
デザインによってリング枠自体の金額も変わってきます。
①石のデザインや量
センターストーン以外にダイヤモンドや宝石が使われているか使われていないか、その宝石の量にもよって価格は変わります。
価格が控えめな順にみると、シンプルソリテール<サイドメレタイプ<華やかパヴェタイプとなります。
宝飾が少なくシンプルなものほど、価格が下がるのですね。
【ソリテールデザイン】
ダイヤモンドがセンターストーンのみのシンプルなデザイン
【両サイドメレ】
センターストーンの脇に何石かあしらわれたデザイン
【華やかパヴェタイプ】
センターストーンの両脇、アーム部分に華やかにあしらわれたデザイン
サイドのメレの宝石にもよって価格は変わります。
強度面、硬度面を考えると、一般的に表面石に使われるのは、ダイヤモンド、サファイアが多め。
また、同じダイヤモンドでも、希少性の高いピンクダイヤがあしらわれると価格も上がります。
ちなみにピンクダイヤモンドが見つかる確率は、なんとホワイトダイヤモンドの10万分の1!
かなり希少なダイヤモンドとされているのです。
【ピンクダイヤ】
②「アーム」の幅
婚約指輪(エンゲージメントリング)のアームの幅が太くなれば使う地金の量も多くなり、価格も上がります。
逆に、細ければ細いほど価格は控えめに。
価格を抑えようとするあまりに細すぎるものを選ぶと、強度面で心配がでてくる可能性もあるので注意しましょう。
ある程度のボリューム感はあった方が安心です。
③素材(地金)の違い
同じデザインであっても、素材が違うことで価格が変わることがあります。
たとえばゴールド(K18)よりはプラチナ(Pt)のほうが価格帯がアップする傾向があります。
ゴールドもプラチナも採掘される量が限られていますが、採掘量だけでいうとプラチナの方が少ないからです。
希少性によって金属、素材の価格も変わるのですね。
素材の純度によっても価格は変わってきますが、一般的にブライダルジュエリーで多く使われるK18ゴールド(18金)とpt950(プラチナ)を比べると、ゴールドの方が価格は抑えめとされています。
地金の量にもよりますが、金額の変化としては大体1~3万ほど変わることが目安に。
少しでも予算を抑えめでとお考えの方は、ゴールドを選択するのがおすすめ。
ダイヤモンドの基準
ダイヤモンドは想いを吸収する石と呼ばれており、女性のことを一生守るという誓いを込めて贈るとされています。
また、身につける女性の思い出がダイヤモンドを通じてお子様、お孫様へ受け継いでいけるものともされている大切なもの。
そんなダイヤモンドは4Cと呼ばれる4つの要素によって価格が決まります。
4Cとは、カラット・カラー・クラリティ・カットを指しますが、ダイヤモンドの希少性を表しています。
希少であればあるほど、価格は上がっていくことに。
①カラット
ダイヤモンドの重さを指し、数字が大きくなるほど重くなっていきます。
重量が増えるほど、希少で高価なものに。
小さいカラット数では小振りでかわいらしく、普段使いしやすいものになります。
逆に大きくなればなるほど、とりこむ光の量が多く輝きが強く存在感がでます。
②カラー
ダイヤモンドの色味を指します。
アルファベット順にD~Zで表され、無色透明なDからZに行くにつれてダイヤモンドは黄色味を帯びてきます。
無色透明であればあるほど希少価値が高く高価に。
③クラリティ
ダイヤモンドの透明度を指します。
完全に内包物が無い状態のFLクラスから、VVS、VS、SI、Iクラスとグレードがつけられます。
内包物が少なければ少ないほど、透明度が高く価値があがります。
④カット
4Cの中でも唯一人の手を加えることのできる部分であり、ダイヤモンドの輝きに深く関わる部分。
EX(エクセレント)から順にVG(ベリーグッド)、G(グッド)、FA(フェア)、PO(プア)とグレードがつけられます。
最高グレードのEXに行くにつれて価値は上がっていきます。
ダイヤモンドを決めるポイント
ダイヤモンドを決める基準は、じつのところ人それぞれです。
なぜなら、こだわりたいポイントによって変わってくるからでしょう。
ダイヤモンドを選ぶ際のポイントは、主に3つあります。
①ダイヤモンドは大きいに越したことはない派!カラット重視
②大きくなくていいから中身にこだわりたい派!カラー、クラリティ重視
③大きさも中身もバランスがいいもの派!全体のバランス重視
よくわからないという場合は、店員さんに相談してみましょう。
予算を伝えるとその中で一番おすすめの石を探してくれることがあります。
また、ダイヤモンドは、出会いの石。
そのとき出会えたのも何かの縁です!
ダイヤモンド選びにはご縁も大切なのです。
婚約指輪(エンゲージメントリング)の金額を知られたくないときの対処法とは
ダイヤモンド選びは男性の仕事といわれていますが、金額を知られたくないという男性も多いはず。
女性と二人で婚約指輪を買いに行くときは、支払いを別の席でしてくれたりダイヤモンドを選ぶ時に男性にだけ金額が分かるようにしてくれたりと配慮してくれるお店もあります。
気軽にスタッフへ相談してみましょう。
女性にとっても、同じ空間にいながらどのダイヤモンドでできあがってくるのか、ドキドキ感とサプライズ感も演出できますよ!
サプライズプロポーズで男性一人で購入する場合、購入時は一人なので金額が知られることはありませんが、あとあとサイズの直しや結婚指輪を二人で見に行くというときにも、スタッフに事前に相談するとよいでしょう。
プライスを外してくれたり、モデルを引いておいてくれたり女性に金額が分からないようしてくれることがあります。
金額別の婚約指輪(エンゲージメントリング)のデザイン紹介
前述の通り、婚約指輪の価格帯は幅広く、デザインも種類は豊富です。
ここでは比較的割合の多かった10万円台~40万円台の婚約指輪をご紹介しましょう。
10万円台~
【Pt 0.15ct】
\138,000
【ハーフエタニティタイプ Pt、K18ゴールド】
\149,040
【Pt 0.1ct】
\118,000
20万円代~
【Pt 0.2ct】
\237,600
【Pt 0.2ct】
\261,360
【Pt 0.2ct】
\285,120
30万円代~
【0.22ct】
\349,920
【0.26ct】
\351,000
40万円代~
【Pt 0.28ct】
\470,880
【Pt 0.21ct】
\405,000
ブランドやダイヤモンドによって若干金額は変わりますが、なんとなくイメージは掴めたでしょうか?
見ていただければわかる通り、10万円代だからといって粗悪品というわけではありません。
また、高ければよいというわけでもないのです。
大切なのは婚約の証として贈ってあげたいという、その素直で純粋な気持ち。
予算やデザインなど、自分たちができる最高の形で選んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
婚約指輪(エンゲージメントリング)は、デザインや素材によって価格が変わります。
デザインはシンプルなものが一番手頃。
華やかになったりボリュームがでれば出るほど価格は上がることになるでしょう。
重さや中身等こだわりたいポイントによっても選び方は変わってきますが、予算の中で一番いい石を選んでみてください。
もちろん、よくわからないというときは、スタッフにおすすめを選んでもらいましょう。
高い安いに捉われすぎず、気持ちを大切にしてみてくださいね。