一生ものの結婚指輪(マリッジリング)を丈夫にしてくれる鍛造製法とは?

結婚指輪(マリッジリング)は生涯を通してつけることが一般的。

だからこそ、長きにわたってつけられる結婚指輪(マリッジリング)を選びたいですよね。

 

しかし結婚指輪(マリッジリング)によっては、ゆがんでしまう可能性もあるということを知っていましたか?

なぜ結婚指輪(マリッジリング)がゆがんでしまうのか、それは結婚指輪(マリッジリング)の作り方に理由があります。

 

じつは結婚指輪(マリッジリング)の製法は1つではないのです!

今回はそのなかでも、ゆがみにくい丈夫な結婚指輪(マリッジリング)を製法する鍛造製法(たんぞうせいほう)についてご紹介します。

 

結婚指輪(マリッジリング)がゆがむ原因とは?

一生ものの結婚指輪(マリッジリング)は、結婚してから何十年も寄り添っていく記念品。

毎日結婚指輪(マリッジリング)をつけている方も多いのですが、日々の生活で結婚指輪(マリッジリング)をゆがませてしまうことがあります。

 

ゆがんでしまう主な原因は、

  • 結婚指輪(マリッジリング)に大きな負荷がかかる
  • 結婚指輪(マリッジリング)のサイズが合っていない

 

などがあげられます。

 

たとえば結婚指輪(マリッジリング)をつけたまま重い荷物を持ったり、スポーツ(バットやドライバーなどを強く握るなど)をしたりしていませんか?

 

日常生活で普通に結婚指輪(マリッジリング)をつけている分には問題ないのですが、このような原因に当てはまれば、結婚指輪(マリッジリング)がゆがんでしまう可能性があるのです。

無理な負担がかかるときは、結婚指輪(マリッジリング)をきちんと外しておきましょう。

 

しかしここで注意しておきたいのは、すべての結婚指輪(マリッジリング)がゆがみやすいわけではないということ。

ゆがみにくい製法を使った結婚指輪(マリッジリング)もたくさん作られています。

 

結婚指輪(マリッジリング)の製法

結婚指輪(マリッジリング)の製法は2種類あり、鍛造製法(たんぞうせいほう)、鋳造製法(ちゅうぞうせいほう)と呼ばれています。

それぞれの特徴を見てみましょう。

 

鍛造製法(たんぞうせいほう)

結婚指輪(マリッジリング)の元の金属を加熱して圧力をかけ、鍛えながら結婚指輪(マリッジリング)を成型する製法です。

金属には、叩いたり伸ばしたり曲げたりすることで硬くなる性質があるので、これを使ってより硬い金属へと鍛えていきます。

 

鋳造製法(ちゅうぞうせいほう・キャスト)

結婚指輪(マリッジリング)の元の金属を高温で溶かし、型に流し入れ、冷却して型から外す製法。

まるでチョコレートを溶かして型に流し入れるように、金属を動かします。

 

 

丈夫な結婚指輪(マリッジリング)なら、鍛造製法に!

前述したように、結婚指輪(マリッジリング)の金属を高温で溶かし、鍛えながら作る鍛造製法は、その製法から強固な指輪を作ることができます。

鍛造製法にも種類はいくつかありますが、主な製法は圧縮して伸ばし板状にした金属を、プレス機でドーナツ型に打ち抜く方法です。

打ち抜いたあとに、輪の金属を結婚指輪(マリッジリング)の形に整えていきます。

 

鍛造製法の結婚指輪(マリッジリング)の特徴としては、つなぎ目が一切ないことでしょう。

なめらかでシャープな形を作りやすく、スタイリッシュな結婚指輪(マリッジリング)を作るときに向いています。

金属を二度溶解することなく加工するため、丈夫でゆがみにくい結婚指輪(マリッジリング)です。

 

しかしながら、金属をドーナツ型に打ち抜くためデザインの加工が難しく、結婚指輪(マリッジリング)はストレートリングがほとんど。

婚約指輪(エンゲージメントリング)のように華やかなものを作る場合は、鍛造製法はほとんど用いられません。

婚約指輪(エンゲージメントリング)は爪の部分や腕の部分など、繊細で曲線を伴うデザインが多いため鍛造製法は不向きなのです。

こうした加工は、鋳造(ちゅうぞう)製法だからこそ出せる美しさなのですね。

 

鍛造製法の結婚指輪(マリッジリング)のメリット

鍛造製法で作る結婚指輪(マリッジリング)にはそのほかにもたくさんのメリットがあります。

ここでは4つのメリットをご紹介しましょう。

 

 1 結婚指輪(マリッジリング)が丈夫

圧力をかけ圧縮するため、金属の密度が高くなり、非常に丈夫で変形しにくい結婚指輪(マリッジリング)になっています。

強度のある結婚指輪(マリッジリング)をお探しの方におすすめです。

 

ただしその分サイズ直しが難しいので、結婚指輪(マリッジリング)のサイズ変更する場合はサイズ交換対応となります。

結婚指輪(マリッジリング)を購入した店舗のスタッフに相談してみてください

 

2 美しい輝き

叩いたり伸ばしたり圧力を加えて作る過程で、結婚指輪(マリッジリング)の金属中の気泡が少なくなり、研磨後の輝きが強くなります。

非常に滑らかな美しい仕上がりの結婚指輪(マリッジリング)になるので、見た目がきれいです。

 

3 つけ心地がいい結婚指輪(マリッジリング)

なめらかな仕上がりになるため、結婚指輪(マリッジリング)のつけ心地が非常によいところもポイント。

つけ心地が悪いと結婚指輪(マリッジリング)をつけなくなってしまうので、結婚指輪(マリッジリング)を選ぶうえでとても大切なことですね。

 

4 セミオーダーできる

金属を打ち抜いたあと整えたり、内側の肌に当たる部分の仕上げをしたり、これらは職人が1本1本丁寧に結婚指輪(マリッジリング)を仕上げていることが多いです。

そのため、結婚指輪(マリッジリング)の仕上がりは緻密で上質なことに加えて、幅や表面加工などはセミオーダーで作ることが可能に。

お二人のイメージに合った結婚指輪(マリッジリング)を作ることができます。

 

ただし、セミオーダーの内容はブランドにより異なるので、結婚指輪(マリッジリング)を選ぶ際に確認してみましょう。

また、既製品の結婚指輪(マリッジリング)に比べ製作に時間がかかるため、時間に余裕を持って検討することをおすすめします。

 

こちらも参考に!「結婚指輪の購入方法とは?二人にあった既製品・セミオーダー・フルオーダーの選び方」

 

鍛造の結婚指輪(マリッジリング)ブランド

では具体的にどんなところで依頼すれば、鍛造方法の結婚指輪(マリッジリング)を作ってもらえるのでしょうか。

おススメブランドをいくつかご紹介します。

 

FISCHER(フィッシャー)

世界的にも優れた刻印技術を持つ伝統あるドイツブランドの結婚指輪(マリッジリング)。

ドイツの国家資格「マイスター」の中でも、20年以上ジュエリー製作に携わった熟練者のみに与えられる「ゴールド・マイスター」が結婚指輪(マリッジリング)を手掛けています。

 

丈夫でありながら、日本人向けに細身で薄い結婚指輪(マリッジリング)も作られているのも特徴的。

表面仕上げのバリエーションも豊富で、結婚指輪(マリッジリング)の細かいアレンジにも対応してくれます。

 

FISCHER(フィッシャー)の鍛造製法の結婚指輪(マリッジリング)をもっと見てみる

 

 

N.Y.NIWAKA(ニューヨーク ニワカ)

京都発祥の人気ブランド「俄」が作る鍛造の結婚指輪(マリッジリング)。

京都の美意識とニューヨークの機能美を、研ぎ澄まされたフォルムやなめらかなつけ心地、プラチナとゴールドのコンビネーションで表現しています。

N.Y.NIWAKAの鍛造製法の結婚指輪をもっと見てみる

 

 

まとめ

結婚指輪(マリッジリング)は大きな負荷がかかったり、サイズが合っていなかったりするとゆがんでしまうことがあります。

ゆがみにくい丈夫な結婚指輪(マリッジリング)をお探しであれば、鍛造(たんぞう)製法のものがおすすめ!

鍛造製法の結婚指輪(マリッジリング)であれば、非常に丈夫でなめらかな着け心地、さらには輝きが強く美しいなど、多くのメリットがあります。

 

ただし結婚指輪(マリッジリング)の製作に時間がかかりますし、セミオーダーのものはサイズ直しが難しく交換対応になるため、時間に余裕を持って検討しましょう。

 

また、鍛造の結婚指輪(マリッジリング)のブランドは豊富にあるため、多くの結婚指輪(マリッジリング)を見比べられる大型セレクトショップへ行ってみましょう。

きっとお2人にぴったりな鍛造製法の結婚指輪(マリッジリング)が見つかるはずですよ!