結婚指輪の価格相場が気になる!高いのと安いのって、何が違うの?

結婚が決まったらつぎは結婚指輪(マリッジリング)!

結婚指輪(マリッジリング)は楽しく選びたいところですが、いざお店に買いに行くと、驚くのはその値段の幅広さではないでしょうか。

ペアで10万円の結婚指輪(マリッジリング)もあれば30万を超える結婚指輪(マリッジリング)もあり、その幅広さに悩む方も多いと思います。

 

できれば結婚指輪(マリッジリング)はリーズナブルでいいものがいいけれど、安い結婚指輪(マリッジリング)ってなんだか心配かも…

プラチナやゴールドの結婚指輪(マリッジリング)が人気だって聞くけど、具体的に何が違うの?など、何も知識なしで結婚指輪(マリッジリング)を買いに行くのはちょっと不安なはず。

 

一生ものの結婚指輪(マリッジリング)、選ぶために、まずは気になる価格の違いを知っておきましょう。

ここでは結婚指輪(マリッジリング)の価格の違いや素材の違いをご紹介します!

 

結婚指輪(マリッジリング)の価格の違いは?

いざお店に行くとずらりと並んでいる結婚指輪(マリッジリング)。

価格も違いもたくさんあって、もうどれを選べばいいのかわからない!なんてことになっていませんか?

 

どうしてこんなにも結婚指輪(マリッジリング)の価格が違うのでしょうか?

じつは結婚指輪(マリッジリング)の価格の差には、①素材、②結婚指輪(マリッジリング)の幅、③ダイヤモンドや宝石、装飾の多さ、の3つが関係しているんです!

順番に見ていきましょう。

 

①素材

結婚指輪(マリッジリング)の素材と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?

主流はプラチナやゴールドですが、近年ではパラジウムなど、プラチナと同じ白い金属でありながらリーズナブルで丈夫な素材も増えてきており、素材によって結婚指輪(マリッジリング)の値段はさまざまです。

さらに、同じプラチナやゴールドの素材でも、その純度の違いによっても結婚指輪(マリッジリング)の価格の差が開きます。

 

たとえばプラチナの結婚指輪(マリッジリング)の場合、「Pt950」などと表現されることがありますが、これは純度95%のプラチナを指します。

結婚指輪(マリッジリング)のグローバルスタンダードは、この「Pt950」といわれていますね。

ちなみにプラチナをほぼ100%使った「Pt999(Pt1000のこと)」もありますが、強度面が弱いこともあり、結婚指輪(マリッジリング)としては、よほどでないと不向きです。

 

そして、純度が下がれば下がるほど、結婚指輪(マリッジリング)の価格は下がります。

プラチナは「pt900」か「pt950」が結婚指輪(マリッジリング)の主流とされていましたが、最近ではあえて「pt585」まで下げてパラジウムなどと混ぜる、純度を下げた素材も少しずつ増えてきています。

 

また、ゴールドはK18(18金)、K10(10金)が結婚指輪(マリッジリング)の代表的なものとして挙げられますが、K18=純度約75%のゴールド、K10=純度約40%のゴールドとなっています。

 

これらを同じデザインの結婚指輪(マリッジリング)で比べるとして、価格の高い順に並べてみると

Pt950 > pt900 > K18ゴールド > K10ゴールドとなるわけですね。

 

つまり、素材の純度が下がれば下がるほど手ごろな価格で結婚指輪(マリッジリング)の作成ができるというわけなのです。

 

素材の純度について、更に詳しく知りたい方はコチラ

指輪に使うプラチナの純度はどれがベスト?純度の基本と選び方を解説します!

【婚約指輪・結婚指輪の素材】金の純度はどう選ぶ?K18とK10の違いを徹底解説

 

②結婚指輪(マリッジリング)の幅

婚約指輪(エンゲージメントリング)・結婚指輪(マリッジリング)は、デザインによって指輪の幅がそれぞれ違います。

指輪の幅が太ければ太いほど素材を多く使い、細ければ細いほど、少ない素材で作ることができるのです。

つまり、婚約指輪(エンゲージメントリング)・結婚指輪(マリッジリング)の幅によって使う素材の量がかわり、その分量に応じて金額にも差が出ます。

 

③ダイヤモンドなどの宝石、装飾の多さ

結婚指輪(マリッジリング)といえば、ダイヤモンドがキラッと輝くものを想像している人も多いのではないでしょうか。

そう、素材や幅ともう一つ注目すべきなのが、結婚指輪(マリッジリング)に入るダイヤモンドなどの「宝石や装飾」です。

 

たとえば、ダイヤモンドはそれ自体がとても希少な宝石として知られています。

そもそもが高価なのですが、そのダイヤモンドが結婚指輪(マリッジリング)にたくさんつけばつくほど、値段は上がっていきます。

 

また、ダイヤモンドなしの結婚指輪(マリッジリング)を選んだとしても、ほかの宝石をつけることで値段が上がることも。

一粒石ダイヤや多石メレダイヤモンド、エタニティタイプなどが挙げられますが、

エタニティタイプ > 多石メレダイヤモンド > 一粒石ダイヤの順で、結婚指輪(マリッジリング)の価格が上がっていきます。

 

プラチナやダイヤモンドはとっても希少!

プラチナやダイヤモンドが結婚指輪(マリッジリング)の価格に大きくかかわっていることを、おわかりいただけたでしょうか。

ではこの2つの素材を、もう少し詳しく見ていきましょう。

 

まずはプラチナ。

プラチナもまた、希少性が非常に高い素材です。

女性の結婚指輪(マリッジリング)を1本作るとき、プラチナは約3gほど必要といわれています。

そして3gのプラチナを収穫するにはなんと、原鉱石およそ1tが必要なのです!

これは大きさでいうと、家庭用のお風呂に原鉱石を満タンにしたくらいといったところでしょう。

 

ゴールドももちろん希少性の高い素材ではあるのですが、2010年の世界の供給量を調べると、ゴールドは4334t、プラチナは194tとなっており、なんとゴールドの1/20しかないことがわかります。

 

そして同じく希少なものとして知られるダイヤモンドは、地球の奥深くで30億年かけてゆっくり結晶化されたものを指します。

 

採掘されたダイヤモンドはほとんどが工業用であり、結婚指輪(マリッジリング)などブライダルに使用されるのは厳選されたごく僅かなダイヤモンドのみなのです。

ちなみに採掘されるダイヤモンドの20%が宝石、45%が工業用、35%が工業用品といわれていますね。

 

プラチナとダイヤモンドはどちらも限りある資源であり、いつかは枯渇してしまう希少なものであるからこそ、高価な値段がつけられているんです。

 

 

じゃあどう選ぶ?結婚指輪(マリッジリング)の素材の品質

希少なプラチナやダイヤモンドを使った結婚指輪(マリッジリング)が高価であることをご説明してきましたが、では反対にパラジウムや、プラチナ・ゴールドの純度を下げたpt585、K10などの結婚指輪(マリッジリング)の品質が悪いかといわれれば、決してそんなことはありません。

pt950やK18に比べると、使用するプラチナやゴールドの素材の量は違いますが、日常的に結婚指輪(マリッジリング)を使用するぶんには特に問題ないのです。

 

ただし、注意しておきたいのは、純粋なプラチナやゴールドはアレルギーが出にくい素材であるということ。

純度が低いとその分、プラチナやゴールド以外の割金(2種類以上の金属が混ざったもの)の量が結婚指輪(マリッジリング)に多くなり、アレルギー体質の人はアレルギーを引き起こしてしまう可能性も。

心配であれば、ぜひ一度スタッフに相談してみてください。

ほかにもK10WG(ホワイトゴールド)の結婚指輪(マリッジリング)などは、一部ロジウムコーティング(見た目をきれいに見せるためのホワイトコーティング)を施しているものもあるので、結婚指輪(マリッジリング)を使用していくうちに中の地金が出てくることがあります。

プラチナの純度やダイヤモンドが少ないからといって特に問題はありませんが、素材によっては注意するべきポイントが結婚指輪(マリッジリング)にあることも、忘れないようにしましょう。

 

結婚指輪(マリッジリング)予算別の選び方は、こちらの記事も参考にしてみて下さい。

結婚指輪の相場はいくら? 予算別で結婚指輪の特徴と注目点をご紹介します!

 

まとめ

プラチナやダイヤモンドの希少性からわかるように、高価な結婚指輪(マリッジリング)には、それだけ価値のある素材が使われています。

同じ素材でも純度やデザインによって、結婚指輪(マリッジリング)の価格の差が出ることもあるでしょう。

しかし、結婚指輪(マリッジリング)は高価であれば問題ないということでもなく、リーズナブルな結婚指輪(マリッジリング)の品質に問題があるというわけでもありません。

ただ一つだけ気にしてもらいたいのは、結婚指輪(マリッジリング)は一生ものであるということのみです。

アレルギー面などを考え、ライフスタイルにあった結婚指輪(マリッジリング)を選んでくださいね。